千秋楽

 「千秋楽」というのは、公演等の最終日を表す言葉であると漠然と理解していました。実は、雅楽ではどんな場合でも一番最後に演奏する曲目が決まっていて、そのタイトルが「千秋楽」。やがてそれが広くいろんな事の「最終日」を表す言葉として使われるようになった、ということをあるラジオ番組を聴いて初めて知りました。ちなみに、芝居関係は火を忌み嫌うので(昔は芝居小屋が火事で焼け落ちることが珍しくなかったので)、火が入っている「秋」ではなく「穐」という字体を用いるそうです。
 
 このラジオ番組で話していたのは岩下尚史さんで、オネエ系の人らしいのですが、日本の伝統文化に関しては膨大な知識をお持ちのようです。岩下さんが書いた本も何冊か出ているそうなので、読んでみたい気がします。