認知的不調和

 昨日の記事で取り上げたラジオ番組の中で脳科学者の中野信子さんが紹介していた異性の気をひく方法に「お願いをする」というものがありました。気になっている異性に対して何かちょっとしたお願いをしてみるという簡単な方法です。お願いをされた方がそのお願いに従って行動すると、脳の中では「あれっ?特に好意を抱いている訳でもないのに、何で自分はこの人のために行動しているんだろう?」という疑問が無意識下で発生します。これが認知的不調和というもので、この不調和を解消するために、脳は「自分はこの人のことが好きなんだ。だからこの人のお願いをきいてあげているんだ」と思い込むようにして辻褄を合せようとするのだそうです。先に行動があって、その後に気持ちがついてくるというもので、本当にそんなに旨い具合にいくのかと思いますが、脳科学者が言っているのだから、意外と効果があるのかもしれません。もっと若い頃にこの方法を知っていたら、実際に試しただろうなぁ・・・