葬儀

 先日、会社の同じ部署にいる男性のお父様がお亡くなりになりました。うちの会社では、社員の身内に不幸があった場合、その旨を総務部から全社員にメールでお知らせするよになっています。メールには亡くなったのが誰で、社員との続柄が何なのか等が書かれています。そしてそのメールには、通夜と告別式の日時と場所が書かれていて、その社員との関係の度合によって通夜に参列したり、香典を誰かに託して届けてもらったり、あるいは普段からほとんど接点が無い人であれば何もしない、などということになります。

 こういった流れに最近は少し変化が出てきて、社員へのお知らせメールに、葬儀は親族だけで行うので、参列や香典を固辞すると書かれていることが多くなりました。おそらく半数以上がそんな感じで、その割合は今後も増えていくように思えます。確かに、会社の人などがたくさん来場すると何かと気を使いますし、来る方にしたって中には「立場上来ないわけにはいかないので、一応義理で来ました」という人もいるでしょう。そして、後日、参列してくれた会社の人にひとりづつ挨拶して廻らねばならないのも時間がかかりますし。そういう形式的なセレモニーになってしまうよりは、親族だけで執り行った方が心のこもったものになるのは確かかもしれません。