『365日のシンプルライフ』

 『365日のシンプルライフ』というフィンランドのドキュメンタリー(?)映画をDVDで観ました。フィンランドのある20代(たぶん)の男性が、たくさんのモノに囲まれた生活に疑問を持ち、自分にとって本当に必要な物は何だろうかを追求すべく、ある実験を行うことにしました。その実験というのは、自分の所有物を全て一旦トランクルームに預け、1日に1個だけトランクルームから物を持ち出し、それを1年間続け、同時に1年間何も買わない、というものです。
 最初のうちは必要な物を1日に1個だけ選ぶことが難しかったりするのですが、2〜3か月もするとだんだんと欲しい物が無くなっていきました。そして最後には、必要な物は100個程度であり、また人生に必要なのは物だけだはないということに気がつくのでありました。

 北欧映画独特のゆっくりとしたストーリー展開で、若干退屈ではありましたが、試みとしては面白かったですし、日頃から「自分の身の回りのモノを減らそう」と思いつつもなかなか実行できないでいる私のモチベーションを上げてくれる映画ではありました。