はだか祭

 名古屋と岐阜の中間にある愛知県稲沢市国府宮神社で、はだか祭が行われました。はだか祭は、その年の「神男」と呼ばれる1人の男性の体に触ると厄が落ちるとされ、その神男めがけて数千人の褌姿の男たちが押し寄せるというもので、千年以上の長い歴史がある祭であり、「天下の奇祭」などと言われることもあります。
 この祭で「なおい」と書かれた細長い布切れを買うことができ、これを御守りのように身に付けたりするそうです。自転車に事故防止の目的で付けている人もいるようで、初めてそれを目にしたときは「なおい」という名前だと思っていました。「なおい」とは、難を負う、つまりは神男が他のみんなに代わって難を負う、という意味合いらしいです。

 私はこの祭はテレビのニュースでしか見たことがありませんが、一度くらいは現地で生で見てみたい気がします。