ビールの泡

 先日、NHKのBSでクールジャパンとかいう番組を何となく見ておりました。鴻上尚史リサ・ステッグマイヤーさんが司会をしている番組で、外国人の男女数人を招いて日本の文化とか生活について、ここが良いとか悪いとかを語ってもらう内容のようでした。私が見た時は、日本のビアガーテンで客にインタビューしている映像がありましたので、おそらく夏に放送したものの再放送なのだと思います。そこで、グラスやジョッキに注がれたビールの泡が日本は多すぎる、という指摘が多くの外国人からなされていました。欧米では、泡が多いということは即ち液体の量が少ないということで「損した」と感じるので、泡をほとんど入れないように注ぐのが常識なのだそうです。確かに、言われてみればその通りかもしれないけれど、テレビのCMとか雑誌の広告で「液体7:泡3」という、いわゆる「黄金比率」の画像を見慣れてしまっていて、ビールとはそうあるものだという刷り込みがされているので、泡が少なかったりほとんど無かったりすると、あまり美味しそうに感じません。

 あと、白い泡がビールの上に乗っかっている図というのは、どことなく冠雪した富士山を彷彿とさせるものがあり、日本人というのはグラスに注がれたビールの向こう側に、無意識のうちに富士山を思い描いているのではないかと、ふと思ったりしましたが、それは富士山をこよなく愛する私のコジツケだろうなぁ ^^;)

(↑ 富士山ライブカメラ忍野村からの映像。撮影日時は11月17日の午前8時。前回ブログに載せたのは1週間ほど前ですが、白い部分が少し下へ降りてきました。)