品川駅の周辺を彷徨う

 先週、糸井さんのサイン会が終わった後、せっかく東京に来たのだから以前から気になっていたカフェに寄ってみようと思い立ちました。そのカフェとは「ブルーボトルコーヒー」。都内に幾つかの店舗があり、糸井さんのサイン会があった表参道にも店鋪があるのでそこへ行けば良かったのですが、なんせ憧れの糸井さんに会えたことで気分が舞い上がっていて、地下鉄に乗ってしまった後で「あ、行けば良かった!」と気が付いたのでした ^^;)
 でも品川にも店鋪があるので、新幹線に乗る前に行けばいいか、と気を取り直して渋谷で山手線に乗り換えて品川駅で下車しました。そこでスマホの地図アプリでブルーボトルコーヒー品川カフェの位置を確認しました。

 どうやら品川プリンスホテルがある方面とは逆側にあるようでした。従って、その方向へ向かう出口を探したのですが見つかりません。仕方がないので、一旦品川プリンスホテル側(上の地図の左側)の出口から出て、駅の外の歩道を通って反対側へ行くことにしました。大した距離ではないし、歩くのは苦にならないのでへっちゃらさ、と軽く考えていたのですが、これが大きな間違いでした。普通の駅だと近い距離に踏切や高架下の道路があって、そこを通って割と簡単に反対側へ行けるようになっています。品川駅も当然そうだろうと思い込んでいたのですが、これが違っていました。行けども行けども踏切も高架下の通路もありません。かなり歩いてやっと踏切があったので反対側へ行けました。ここから品川駅のプリンスホテルとは逆側(上の地図の右側)を目指したのですが、この道は左手は線路で右手は何か大きな施設や大きなビルの谷間が果てしなく続いており、やっとのことで品川駅がある場所に辿り着いてもこちら側には駅の入り口が一切無いのでした (T_T)
 今来た道を戻るのも大変なので、そのまま直進したのですが、これまた踏切も高架下道路もありません。かなり歩いて高架下道路らしきものが見えてきたのですが、この天井が異様に低くて、奥を覗いてみるとオレンジ色の照明に薄暗く照らされた怪しい道が伸びていました。


 地底へと続くような不気味さ100%の道でしたが、向こう側から時折車が来ているし、たまたま近くにいた近所の人ふうの男性に「この道は歩いて通れるのか?」と尋ねてみたら「泉岳寺の方へ行けます」とのことでした。それで少し安心して歩き始めたのですが、天井が1.5mちょっとぐらいの高さしかないので、首を曲げて窮屈な体勢で歩かねばなりませんでした。実際には歩いて数分の距離なのでしょうけど、永遠に続くように思われ、泣きたい気分になりました。やっと反対側へ抜けるとドッと疲労感が押し寄せてきて、もう品川駅まで歩く気力は残っていなかったので、泉岳寺駅から地下鉄に乗りました。

 振り返ってみると、上の地図の真ん中あたりから一旦下へ向かい、折り返して一番上まで行ったことになります。
 後でネットで調べてみたら、異様に低い不気味な高架下道路は「品川のお化けトンネル」と呼ばれているそうです ^^;)

 肝心のブルーボトルコーヒーは、楽天市場の通販で取り扱われているそうですので、そこで購入しようかな・・・