Tribute to Chick Corea

 仕事を定時で切り上げて、名古屋の愛知県芸術劇場のコンサートホールで催されたジャズピアノのライブを聴きに行きました。チック・コリアというアメリカの偉大なジャズピアニストの生誕80年を記念して、当初はチック・コリア自身と日本を代表する世界的なジャズピアニストである小曽根真上原ひろみの3人でツアーを行う予定だったそうです。しかしチック・コリア氏が今年の2月に80歳を目前にして急逝してしまったので、チック・コリアの遺志を引き継ぐ形で小曽根真上原ひろみの2人で全国ツアーを行うこととし、それが愛知県でも開催されると知りすぐにチケットを申し込んだのでした。

 と言いつつ、小曽根真は知ってますしアルバムは2枚ほど持ってますが、上原ひろみさんは東京オリンピックの開会式でピアノを弾いたということぐらいしか知りませんでしたし、チック・コリアに至っては名前を聞いたことがあるかも、という程度でした。今回はチック・コリアの曲を中心に演奏され、いわゆるスタンダードな曲はいっさい無く、初めて聴く曲ばかりで、しかもやや前衛的というか、山下洋輔っぽいというか、耳に心地よい音ばかりではないというか、こういうジャズもありなんだという新鮮な衝撃がありました。

 あとで調べてみたら、小曽根真上原ひろみバークリー音楽大学を首席で卒業しているとのこと。バークリーだけでも凄いのに、首席ってのが素晴らしい!日本人として誇らしい気持ちにさせて頂けます。

 

 今回は2階席でしたが、ステージの脇の前の方の席だったので演奏者との距離は近く、小曽根さんと上原さんの表情がよく見えましたし、息遣いも伝わってきました。

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