日経の夕刊の一面の左下の方に、機関車トーマスが2Dアニメになって放送される予定であるとの記事が載っていました。夕刊とは言え、トップ記事ではないとは言え、日経が機関車トーマスのことを第一面に載せるとは、とても意外でした。記事によりますと、現在機関車トーマス関連の版権を管理するソニーグループが2Dアニメを展開する予定で、まずは年内にテレビ放送を開始し、23年春には映画も公開し、アパレルや玩具などの関連商品も開発するとのこと。従来の機関車トーマスとの最大の違いは、登場するキャラクターが可愛らしい顔をしていることのようです。もともと機関車トーマスは英国で製作され、初めは鉄道模型を使った人形劇風の実写映像だったのが、3Dアニメになって現在に至るわけですが、英国と日本の国民性や好みの違いがあるのか、実写版および3Dアニメ版ともに、登場するキャラクターの顔が妙にリアルで、何だかちょと怖い感じがするのでいまいち好きになれないという人が多いみたいです。そのリアルさを抑え、可愛らしくすることでアニメの視聴者層を広げていこうというのがソニーの狙いのようです。確かに、万人受けするためには可愛らしくするという路線は間違いではないと思いますが、角が取れて丸くなって、個性が失われ、他のたくさんのアニメと似たようなテイストになってしまうのは、それはそれでちょっと残念だと感じる人もいるような気がします。