腕時計

 腕時計が故障で止まってしまったので修理に出して欲しい、と父から託されました。これがロレックスやオメガなどの高級腕時計であれば時計も扱っている貴金属店に持ち込むところなのですが、父の腕時計はカシオの電波ソーラーで、長針と短針が付いたアナログの文字盤に小さな窓が開いていて曜日などがデジタル表示されるようになっていて、定価はおそらく2万円前後。こういう安い時計はビックカメラなどの家電量販店の故障受付窓口へ持って行けば見てもらえるかな、と思いつつも忙しくてなかなか行くことができず時間だけが過ぎていく中、貴金属店を営む友人にLINEで質問してみたところ、こちらが恐縮するほど詳しい説明が返ってきました。それによると、時計が止まってしまった原因は幾つか考えられるけど、ソーラー時計の場合は光に当たる時間が足りないことによる電力不足がまず考えられるとのこと。冬場は日照時間が短い上に光が弱く、更に長袖の服を着るので文字盤部分に埋め込まれた太陽光パネルが袖に隠れてしまい、その結果発電量が不足する事態がどうしても発生してしまうらしいです。なるほどそうかもしれないと思い、日中に腕時計を窓際に置いて数時間日光浴させると、時計は復活してまた時を刻み始めました。これで本当に解決したのか、他にも何か問題があるのかどうかは分からないので暫く様子を見ます。