下巻

 今日も暑いし、熱中症警戒アラートが発令されていることでもあるので、外出は極力控えました。エアコンでしっかり冷やした部屋で、これまで少しずつ読み進めてきたスティーヴン・キングの『ビリー・サマーズ』の下巻を一気に読み終えました。ホラー小説の帝王と呼ばれているキング氏ですが、この作品にはホラーの要素が全く無いので、安心して読めました。ストーリー展開としてはハリウッド映画っぽさがあるのは否めないものの、個性的な登場人物がたくさん出てきて、それらが巧みに書き分けられており、とても楽しんで読むことができました。上巻の最終部分に一人の若い女性が登場し、その女性アリスと主人公のビリー・サマーズとの関係を描きながら下巻のストーリーが進行していきます。アリスはまだ20歳ぐらいの設定なのですが、とても可愛らしくて、読んでいて段々と好きになってしまいました。この作品をきっかけにスティーヴン・キングの魅力に遅ればせながら気が付いたので、ホラー要素の無いものを選んで読んでいきたいです。