『インフルエンサーの原罪』

 『インフルエンサーの原罪』というアメリカのミステリー小説(上下巻)を読みました。書店の棚で見つけて少し読んでみたら面白そうでしたので、取り敢えず上巻だけ購入しました。早速帰りの電車の中で読み始めたらグイグイと物語の中へ引き込まれていきました。参考までに、この作品の評価はどんな感じなのかなと思って、某通販サイトを見てみると1つだけレビューが載っており、それはかなり悪い評価で、ダラダラと長いだけでつまらない、という感想が述べられておりました。確かに、次から次へと事件が起こり、物語が急展開してハラハラドキドキの連続というタイプの小説ではなく、登場人物の心理描写が中心になっていますが、その描写がとても上手く書き込まれていたので、私にとっては大変面白く感じました。本の一番最後に翻訳者のあとがきが載っていて、この小説がAmazonでドラマ化されると書いてありました。配信されるのは少し先のようですが、そちらも是非見てみたいです。トム・クルーズの元妻のニコール・キッドマンの出演が決まっているとのこと。彼女の年齢からして、どの役を演じることになるのかは予想できます。どんな演技をするのか、とても楽しみにしています。