ニュース記事にフリーアナウンサーの小倉さんの訃報が載っていました。小倉さんの声は、たまにポッドキャストでラジオ番組を聞いている時に聞こえてくるぐらいで、テレビ番組で活躍されていたことはほとんど知りませんでした。77歳なんてまだお若いのに、かわいそうだなぁと思いましたが、それ以上に悲しい気持ちになることはありませんでした。しかし、会社からの帰り道、普段は徒歩で行くルートを珍しくバスに乗ることにして席に座りながらポッドキャストでニュース番組を聞いていると、その番組のパーソナリティが小倉さんとの思い出を話し始め、とてもお世話になったことなどを涙を堪えながら話すのを聞いていると、私まで涙が出そうになり、我慢していたけれど結局少しだけ涙がこぼれてしまいましたので、他の乗客に気付かれないようにこっそりと涙を拭きました。亡くなったことを最初にニュースで知った時には涙なんて出てこなかったのに、一体自分はどうして泣いているのだろうかと解せない気持ちにもなりました。
