『ハナレイ・ベイ』

 昨日のブログで触れた『村上RADIO』というラジオ番組の途中で映画『ハナレイ・ベイ』のCMが流れました。原作となった小説を書いたのが村上春樹とのこと。この映画の事は全く知りませんでしたし、村上春樹の本は全て読んでいる私なのですが、そういうタイトルの小説があったことも全く記憶にありませんでした。
 映画の方は、ネットで調べてみたら「絶賛上映中!」とか書いてある割には10月19(金)に上映開始されたばかりで、何と10月25日(木)までしか、つまりたった1週間しか公開されないのでした。たぶん、暫くすればDVDが発売されるでしょうから、それを観ることも出来るのでしょうが、ファンとしてはそれまで待てません。映画の公開期間が短い代わりに、夜遅くまで上映されているようなので、仕事が終わってから観に行こうか、どうしようか。

 原作となった小説は、『東京奇譚集』という短編集の中に収められています。これを読んだのはもう随分と前なのでストーリーは全く覚えていないので、早速読んでみました。そして、例えば『海辺のカフカ』や『1Q84』のような大作も良いのですが、こういう短編もよく出来ているなぁ、としみじみと感じ、村上春樹の作品の素晴らしさを改めて噛みしめました。