線香のかおりの中で考えたこと

 黄砂のせいか、鼻水とくしゃみが止まらず、関係あるのか無いのか首筋が痛くなったり、頭痛がしたのでお昼過ぎまでスッキリしない状態で過ごしました。たまらず鼻炎薬を飲むと、だいぶん楽になりました。黄砂というのは困ったもんですね、車も汚れるし。
 夕方は、会社の同期の女性のお父様のお通夜に参列。車で1時間ちょっとの距離なのですが、渋滞のため、少し遅れてしまい、葬儀場に到着した頃には既にお坊さんの読経が始まっていました。後ろの方の席に腰かけて、数珠を握り、目を閉じて、坊さんがお経を読む声をじっと聴いていると、お経の意味は勿論解らないのですが、何故だか妙に心地良い気分になってしまいました。この場にそぐわない、いささか不謹慎な気分ではありましたが、そのまま目を閉じていました。
 それにしても、ゴールデンウィークの真っただ中にも拘わらず、会社の関係者が大勢参列していました。うちの会社は義理堅い人が多い。
 同期の女性のお父様は、恐らく私の父親と同年代であろう。逆にいうと、うちの父もいつお迎えがきてもおかしくないのかもしれないが、お陰様で体も頭もまだまだ元気だ。このままいつまでも元気でいてほしいものだ。