ウーマン・オン・トップ

ウーマン・オン・トップ [DVD]

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 一昨日のブログに書いたヤマザキマリさんの『それではさっそくBuonappetito!』の中に出てくるモケッカ(エビの南国風煮込み)というブラジル料理に関連して、この映画が取り上げられていて、ちょっと気になったので観てみました(旧作なので100円でレンタルできました)。物語の舞台は、ブラジルとサンフランシスコ。主演は、ペネロペ・クルズで、他には特に有名な人は出演しておらず、ストーリーもアメリカ映画によくあるパターンなのですが、まあ低予算の映画なんだろうし、レンタル料金も100円だし、あまり多くは望みません。ただ、このお話は、ペネロぺが作った料理にみんなが夢中になるという設定で、そこが重要なポイントなのに、肝心の料理にシズル感が無く全然おいしそうに見えないのはなんとも説得力に欠け残念。
 この映画の音楽はボサノバが主体で、これまでボサノバには興味が無かった私ですが、けだるい感じが気に入りました。同じ「けだるい」でもジャマイカあたりの、ちょっとドラッグの香りがするレゲエのけだるさとは異なり、南国の太陽とビーチのそよ風とそこで繰り広げられるロマンスが醸し出すけだるさが伝わってくるようです。
 ところで、『それではさっそくBuonappetito!』の中に書いてあったのですが、陽気なイタリア人が更なる陽気さを求めて行くのがブラジルとのこと。いいなあ、行ってみたいなあブラジル…(^_^)