ブラック・スワン

 日本で公開されたのは今年の5月で、DVDがリリースされたばかりのこの『ブラック・スワン』。本当は他の作品を借りに行ったのですが、たまたまレンタルOKだったので、先にこちらを観ることにしました。
 映画のジャンルとしては、予告編や広告では「心理(サイコ)サスペンス」となっていたようですが、軽くホラーが入っていて、性描写もえげつなく、もしも映画館に女の子と2人で観に行っていたら絶対に気まずい雰囲気になっていただろうなと思いました。
 人間の心の負の側面、栄光の裏側にある陰にフォーカスして描いた作品であり、ネガティブな要素が盛りだくさんなストーリーなので、観ていて心地よい映画ではありませんが、主人公ニーナを演じたナタリー・ポートマンが凄い俳優であることは認めざるを得ません。アカデミー賞主演女優賞というのも納得です。