ホームステイ

 小学校の先生をしている友人が、8月の後半から1週間ほど、ホームステイの引率者としてオーストラリアのゴールドコーストへ行きました。生徒は、小学5年生と中学2年生を合わせて30人。引率の先生は他に2名(計3名)で、あと旅行会社から添乗員が1名随行したそうです。
 友人にとっては今回が初めての海外でした。気ままなツアー旅行ではなく、生徒の安全管理という重責を担っての「仕事」であり、しかも、あいにく友人は英会話が苦手なので、出発の随分前から不安と緊張を抱えて「ああ憂鬱…」と言っていました。
 そして8月末に帰国した友人、さぞや打ちひしがれ、くたびれた顔をして「やっぱり日本が一番…」とか言うのかと思いきや、第一声は「めちゃ楽しかった!また行きたい!ていうか移住したい!!!」でした。ホームステイの場合は、ホストファミリーに当たり外れがあるという話はよく聞きますが、友人の場合は、とても親切なホストファミリーで、温かくもてなしてもらえたし、海とかの景色も素晴らしく、何よりも「のんびりとゆとりのある雰囲気」が気に入ったそうです。もっと英会話が出来れば、もっと楽しかっただろうな、と言ってました。
 やはり、実際に体験してみる、行動してみるって大切なんだなぁと思いました。それが考え方を変えるかもしれないし、人生を変えることだってあるかもしれないし。結果的に「やっぱり思った通り嫌な思いをした」ということになるかもしれないけれど、それは「そういうことが分かった」という貴重な体験なのであって、決して無駄にはなりません。
 さて、友人が「移住したい」とまで思ったオーストラリア、私はまだ行ったことがありません。いつか行ってみたいです。毎年6月末か7月初め(現地は南半球なので冬)に開催されるゴールドコーストラソンを走ってみたいなぁ…