占い

 アメリカ留学を終えて帰国して暫くの間、ネイティブと話す機会を持つという目的で週1回英会話スクールに通っていたことがあります。夜7時から1時間の授業で、生徒の数は私を入れて5〜6人でした。このメンバーは割と仲がよく、授業の後に近所の居酒屋へ行ったり、カフェでコーヒーを飲みながらお喋りすることがよくありました。そのメンバーの中に、占いが得意な女性がおり、たいてい毎回、何かの話の流れで「じゃあ占ってみようか」となりました。その際に彼女がおもむろにバッグから取り出すのが、いわゆるオラクルカードというものでした。これはトランプをひとまわり大きくしたぐらいのカードが40〜50枚で1セットになっています。カードにはそれぞれにメッセージが書かれていて、彼女がシャッフルするとか、占ってもらう人が選ぶなどといった方法で1枚または複数枚のカードをその中から抜き取り、そこに書かれていることを読み、解釈します。ひらたく言えば、おみくじみたいなものかもしれません。私も占ってもらったことがあったはずなのですが、それがどんな内容であったのか記憶に残っていないところをみると、そこでその後の人生を大きく左右するようなメッセージを得たわけではなかったようで、あくまで座を盛り上げる余興のひとつとして受けとめていたように思います。

大天使オラクルカード日本語版説明書付

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