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この『超訳聖書 古代ユダヤ賢人の言葉』は、いつも立ち寄る駅前の書店のビジネス系の新刊書コーナーの中に置いてあり、目に留まったので読んでみました。
1ページにひとつずつ古代ユダヤの賢人（主にダビデ、ソロモン、パウロ）の言葉が載っており、生きる姿勢について、人間関係について、働くことについて、など11章からなり、全部で204の言葉が収められています。
本のタイトルに「超訳聖書」とあるように、現代でも通じるように超訳すなわち意訳してありますし、「聖書」とありますが宗教色は薄く、普通のビジネスマンが自己啓発の目的で読んだとしても違和感が無いと思います。
204の全ての言葉が心に響いてきたわけではないですが、本棚に並べておいてまたいつか読み返してみると違った感想を持つかもしれません。
個人的に気に入ったのは、1番はじめに載っている試練に関する言葉で、「人生に試練や困難はつきものだ。〜（中略）〜 試練にどう立ち向かうかが人生を決すると言ってもいいだろう。〜（中略）〜 だから試練をまるで親友であるかのように迎えなさい。大歓迎するのだ。実に喜ばしい。（後略）〜」というものです。試練に出会うと、つい逃げ腰になってしまう私にとっては勇気をくれる言葉なので、しっかりと心に刻んでおこうと思いました。
