お城というものの中に入ったのは、確か小学生の時に岐阜城へ行ったのが最初だったと記憶しています。その頃は、「城」という言葉からマンガの中に出てくるようなエキサイティングなものを連想しワクワクしていたのですが、中に入ってみるとガラスケースに入った古い書物や刀や鎧が展示してあるだけだったので随分とがっかりした覚えがあります。そのせいかどうかはわかりませんが、日本史にはあまり興味を持たずに学生時代を過ごしました。
ところが、不思議なもので年齢を経るにつれて段々と歴史に興味を持つようになり、NHKの大河ドラマを熱心に観たり、関連する書物を読んだりするようになりました。そうしているうちに浅いながらも歴史の流れを理解する下地ができ、それまでは点でしかなかったものが線でつながるようになると、加速度的に歴史の面白さを体感できるようになっていきました。
そんな折、今日は愛知県の岡崎に住む知人を訪れ、一緒に岡崎城を見物に行きました。ここは徳川家康が生まれたところ。現在の建物は戦後に造られたもので、内部はよくある資料館的な作りになっています。お城の敷地は思っていたよりも広くて緑が多く、庭園もよく手入れされており、落ち着いた雰囲気でした。知人によると、桜の花が咲く時期はとても綺麗らしいので、その頃にまた来たいと思いました (^^)