向日葵畑

 毎年夏になると、休耕田一面に咲いた向日葵が見頃になった、というニュースをテレビで目にするようになります。1週間ほど前にも愛知県南部の向日葵畑の映像が流れていましたが、私が住んでいるあたり(岐阜)ですと7月末から8月にかけてが見頃のようです。
 
 写真を始めて間もない頃、地元の休耕田に咲いた向日葵の記事を新聞でみつけて、そのいかにもアマチュアカメラマンが一度は撮影したくなるような被写体に心惹かれて、重たい機材を担いで写真を撮りに行ったことがありました。その日は、私の他に親子連れが1組しか来ていなかったので、広い向日葵畑をほぼ独り占めしてじっくりと撮影することが出来ました。
 そうして1時間ほど撮影に没頭し、さて帰ろうとした際に自分の体に起こっている変化に気がつきました。何だかとても気持ちが良いのです。「森林浴」といって、山や森へいくと樹木から発せられる成分が人間の体を元気にする、というのは聞いたことがありましたが、そういった類のものなのかなと思いました。自然に触れてリフレッシュされるといった精神面の話ではなく、花から発せられる物質がヒトの体に具体的に作用している感じでした。温泉とかマッサージとか、気持ちがよくて癒されることは幾つかありますが、「たくさんの花に囲まれて過ごす」というのも確実に癒しパワーがあるようです。その癒しを味わいに、久しぶりに向日葵畑を訪れてみたくなりました (^^)

追記:春の菜の花畑でも同じような体験をしたことがあります。