『ピアニストの脳を科学する』

ピアニストの脳を科学する: 超絶技巧のメカニズム

ピアニストの脳を科学する: 超絶技巧のメカニズム

 ジュンク堂書店の入ってすぐのところに脳科学に関する話題の本(専門書ではなくて)が集められた棚があり、例えば福岡伸一の『動的平衡2』などが並べられているのですが、その中に『ピアニストの脳を科学する』という本があり、面白そうだったので読んでみました。
 ピアニストの脳は普通の人とどう違うのか、「ピアノを弾く」とうい刺激によって脳がどのように変わるのかを多数の研究例を引用して様々な角度から検証しています。やや専門的な領域に深入りしすぎている章もありましたが、こういうった切り口の本は珍しく、私にとってはとても新鮮でした。