AC/DCのTシャツ

 ミュージシャンのロゴが入ったTシャツを着るというのは、カッコイイ場合もあれば、バンドによってはあまりカッコよくない場合もあり、なかなか簡単にはいきません。そのせいかどうだかわかりませんが、街を歩いていてミュージシャンのTシャツを着た人を目にすることはめったに無いのですが、今日の会社帰りに駅の雑踏の中でAC/DCというロックバンドのTシャツを着た20代半ばと思しき女性を見かけて「おお、AC/DCじゃん!」と驚いたとともにカッコイイなあと思いました。

 AC/DCは、日本ではハードロック系の洋楽ファンに知られている程度で一般への認知度は低いのですが、海外ではとても親しまれています。このバンドが結成されたのは70年代で、メンバーは50歳代後半に差し掛かっているのですが、いちどファンになるとずっとファンでいることが多いらしく、年々新しいファンを獲得していき、今では若い人から年配の人までのとても幅広い年代層のファンを持つことでも知られています。

 このバンドのアイコン的な存在は、リードギターのアンガス・ヤングで、上はネクタイにジャケット、下は半ズボンという変わったステージ衣装が特徴的です。
 演奏自体は特に際立った上手さがあるわけではないのですが、高校生のバンドがそのまま年を重ねていったようで、無骨で、ロックの原点ともいえるスピリットを失っていないことが、世代を超えて多くのファンの心を掴む理由なのかもしれません。