古着

 会社の掲示板に、不要になった衣類を募集する旨のお知らせが貼ってありました。労働組合が窓口となって古着を集めてアジアの国へ送るらしく、何年か前から毎年行われているようです。
 こういった寄附により、アジアのどこかの国の誰かが喜んでくれるなら、それはとても素晴らしいことだと思います。しかし一方では、衣類は世界各国から大量に送られてくるので余っているとか、衣類が現地に届いてもそれらを配布する組織やインフラが整備されていないため、必要としている人の手元に十分に行き届かないとか、送るための経費(送料など)に相当する金額を現金で貰った方が役に立つとか、どこまでが真実なのかは不明ですがそのようなことを耳にすると、果たして古着を送ることが良いことなのか、送る側の自己満足に過ぎないのか、判断に迷います。