Saxopnone

 奈良からやって来た女性とお話しする機会がありました。仏教系の大学を出ているということでしたので、お寺に関係のある家庭環境で育ったとか仏教に強い関心があったのかな、と思ったら全くそうではありませんでした。その女性の話によると他の学生もだいたい同じようなもので、中には入学式の際に袈裟を着たお坊さんがゾロゾロと入場してくるのを見て「えっ?なになに?何が始まるの?」、「えっ!この大学って仏教系だったの!」とそこで初めて気がつく人も結構いるとのことでした。よく考えてみたら、ミッション系の大学(上智、立教、青学、関学など)や神道系(國學院など)だからといってその宗教の信者の学生が多いわけではないのと同じで、履修科目の中に関連する学問があるとか、キャンパスにチャペルがあるとかいった以外はいたって普通の大学なのだろうと思います。

 奈良から来たその女性は、趣味でサックス(saxophone)を演奏しているそうで、小学生の時にブラスバンド部に入ったら空いているパートがサックスだけだったので不本意ながら始めたのが段々と面白くなって現在まで続いているのだとか。サックスはメチャカッコイイ楽器だと思うし、「弾けたらいいなと思う楽器ランキング」というものがあったとしたら絶対にトップ3には入るでしょうから、小学校のブラスバンドでのサックスとの出会いは、今にして思えば運命的であり、とてもラッキーだったと言えるかもしれません。

 サックスはいわゆる「作音楽器」と呼ばれるもので、ただ鳴らしただけでは正確な音が出なくて、演奏者が自分の音感をもとに音を作っていかなければならない点が難しくもあり、奏者の個性が表れるところでもあり、なかなか奥が深そうでした。ヤマハなどの「大人のための音楽教室」といったスクールのチラシを目にする度に、ピアノやギターもいいけど、サックスも面白そうだなと感じます。もう少し時間に余裕があれば、チャレンジしてみたいと思うのですが・・・(といつも思うだけで、なかなか実行できません ^^;)