治療開始

 大型連休初日の今日は、ちょうどお昼に予約してあった歯科クリニックへ行ってきました。私の家から名古屋にあるそのクリニックまでは電車と地下鉄を乗り継いで1時間ほどかかり、これまでに私がかかったことのある歯医者の中では最も遠い距離にあります。
 前回は虫歯を含めた口の中の状態と大まかな治療方針の説明があっただけで、今回から本格的な治療がスタートします。担当するのは前回の院長ではなく、若い歯科医でした。歯科衛生士が私の首にエプロンをかけ、椅子(というか治療台)のリクライニングが後ろに倒され、口を開けて待つ私にその若い歯科医は「痛かったら、左手を挙げておしえてくださいね」と言ってから電気ドリルのスイッチを入れました。「痛かったら」というのは、「痛くなる可能性が大きいということなのか?、一応念のためにルーチンな手順として患者に伝えているだけなのか?」ということがやけに気になり、もしかしたら0.1秒後にも襲ってくるかもしれない激痛を想像し、身を固くしてしまいました。上の奥歯という治療し難い場所ということもあってか、今回の治療には45分ほどかかりました。しかし、結局、最初に打った麻酔注射の「チクッ」とした痛み以上のものを感じることはありませんでした。治療開始前は「出来る事なら全身麻酔をかけて、私が気を失っている間に歯を削るなり何なりして、全部済ませておいてくれたらどんなにいいだろう」とか「もしもこういうスタイルの拷問があったら、洗いざらい、やってないことまで全部喋ってしまうだろうな絶対」と大人げないことを考えていたのですが、歯の治療だけは何歳になっても慣れることはありません。多分、あと数回の通院が必要になると思いますが、とにかく痛くありませんようにと願うのみです ^^;)