連休後半前日

 いつものように出勤。通勤電車や駅の混雑ぶりはいつもよりもやや少ないかな、という程度でした。例年ですともう少し少なかったような気がします。この円安と国外のインフレのダブルパンチでは海外旅行は相当高額になりますし、国内の観光地はインバウンドで溢れているので、旅行に出かけたいというモチベーションが下がっているのかもしれません。

 注文してあった商品が「ほぼ日」から届きました。「やさしいタオル」シリーズの中のバスタオルです。ガーゼの生地で出来ている肌触りの柔らかい、まさに「やさしいタオル」で、母に使ってもらおうと思って買いました。商品が入っていた袋の中に「いいことをしているときは、悪いことをしていると思うくらいでちょうどいい。」と書かれた紙が同梱されていました。その紙の裏側に次のような説明が書かれていました。

困っている人を助けたり、道端のゴミを拾ったり、間違いを忠告するなど「いいこと」をしているときには、ひと呼吸おきましょう。正しいことをするという目的に一直線に向かうと見失うことがあるからです。善行によって傷つく人がいないか?人を息苦しくしていないか?自分を誇らしく感じていないか? いいことをするときはむしろ「悪いことをしているんだ」と自分に言い聞かせるくらいでちょうどよくなる。

 これは思想家の吉本隆明さん(吉本ばななさんのお父さん)の言葉とのこと。私自身は何か「いいこと」をするときにはそれなりに気をつかってはいますが、この吉本さんの境地にはまだまだ到達しておりません。相手の気持ちに負担にならないように、さらっと「いいこと」をやれるようになりたいものです。