牛タン

 仙台では「あれも食べたい、これも食べたい」と思っていたのですが、結局3日間の滞在のうちで牛タンを2回食べることになりました。2回とも仙台駅のビルの中にあるレストラン。ひとつはステーキハウス的なお店で「牛タンづくし」という牛タンを使った料理(牛タンステーキ、牛タンコロッケ、牛タンシチュー)のセットメニューを頂きました。お味の方は、ステーキとコロッケが劣化した油の臭いがして、残念ながら今ひとつでした。

 もう一軒は『伊達の牛たん』というよく見かけるお土産品のメーカーが運営している店舗に併設されているレストランに行きました。牛タン定食の増量バージョン(通常の1.5倍の量の肉が使ってあるメニュー)を選択。注文した料理が届くまでに結構待たされたので、店内の様子をそれとなく観察していましたら、駅の中のお店ということもあってか旅行客風の人がほとんどで、食べている物もわざわざ仙台の牛タン専門店に来てまさか豚生姜焼き定食を注文する人もいないようで、みんな牛タンを食べていました。15分ほどしてやっと私の牛タン定食が到着。味付けは、味噌と塩の半々にしました。厚切りの牛タンは歯ごたえがあり、とても美味しかったです。一般的に焼き肉屋で食べる牛タンは薄くスライスしてあるのが普通なので、仙台のような厚切りを食べると満足感も大きいです。ただ、味付けがやや濃かったことが気になりましたが。

 牛タン定食を食べる際にいつも戸惑うのがお肉の脇に添えられている漬け物のようなもの。『伊達の牛たん』では青菜の浅漬けのようなものと味噌のようなものが付いていました。これは、単体で食べるものなのか、それともお肉に載せたり塗ったりして食べるのか、いろいろと試してはみるのですが正解がわからず、釈然としない気持ちを抱えたまま仙台をあとにするパターンが続いています。牛タンの美味しさを一層引き立てるような味でもないですし、どうして付いているのかよくわかりません。次回仙台に行った際にはお店の人に訊いてみようかと思ってます。