時々前を通り掛る薬局がありまして、中に入ったことは無いのですが年配の御夫婦が経営している小さな店舗でした。最近はずっとシャッターが下りたままだなぁ、と思ってよく見ると閉店を知らせる旨の貼紙がありました。戦前から70年以上にわたり続いてきたお店らしいのですが、いろいろと事情があってお店をたたむことになったようです。ドラッグストアのチェーン店があちこちにある昨今において、このような小さな薬局を続けていくというのはなかなか難しいことでしょうし、年齢的な問題もあったのかもしれません。私は単に通りすがりの人間で、この店を一度も利用したことはありませんが「長い間ご苦労様でした」という気持ちが湧き上がってきました。
そして店主直筆の貼紙をもう一度読み返してみたところ、誤字があるのを発見してしまいました。「諸般の事情」とすべきところが「諸船の事情」となってました。貼紙には連絡先の電話番号も書いてあったので、店主に知らせてあげようかとも少し考えたのですが、まあそこまでするほどでもないかぁ。
