夏がくれば思い出す

 日中の気温はだいぶん高くなってきましたが、湿度はそれほどでもなく、割と爽やかな日が続いています。こういうサラッと気持ちが良い夏の空気に触れると、アメリカ西海岸(オレゴン)にいた頃をどうしても思い出してしまいます。アメリカの夏と日本の夏の違いはいろいろとあろうかと思いますが、私の極めて個人的見解によるカルチャーショック的な違いは、アメリカの大学では夏になるとキャンパスの芝生の上でビキニ姿の女子学生が日光浴をしていることでした。そんな光景は日本の大学では絶対に見られないでしょうから、初めて目にした時はたいへん驚きました。こういう風習は、開放的な西海岸に限られるものなのか、あるいは全米各地で一般的に見られるのかはわかりません。最初は驚いた私ですが、勉強の合間に広い芝生に面したカフェのテラス席に腰を下ろし、目の前に広がる芝生の上のあちらこちらに寝そべっているビキニ姿の学生を眺めながらカプチーノなどを飲み、「いやぁ、こういうのってまさにアメリカだよなぁ。」としみじみと感慨にふけるようになっていきました。