電話相談

 私の職場は秋冬に出勤日が多く、その代わり、年間の休日数を調整する関係で夏場は何てことはない平日がお休みになることがあり、今日はそんな日でした。こういう日じゃないと出来ない用事を済ませようと、取り敢えず午前中は予約してあった名古屋の歯科クリニックへ行きました。自宅から岐阜の駅へ向かう車の中で、たまたラジオをつけるとNHK第一で『夏休み子ども科学電話相談』という番組が放送されていたので暫し耳を傾けました。何人か相談するうちの一人しか聴けなかったのですが、その子は小学校1〜2年生ぐらいの女の子でした。質問内容は「タンポポの葉っぱはどうしてギザギザになっているのですか?」というもの。一応理系の私ですが、この質問の答えは分かりませんでした ^^;) 回答者である先生によりますと、葉が重なり合っても下になった葉に日光が当たるように、また日光とともに光合成に必要な二酸化炭素を含んだ空気が葉の間で停滞しないように、葉っぱがギザギザになっているとのことでした。なるほど、勉強になりました。大人になると「どうしてギザギザなんだろう」なんて疑問は湧いてこないし、そもそも道端にタンポポが咲いていることさえ気に留めないようになってしまっているかもしれないと、この女の子の質問を聞いてハッと我に返る思いでした。
 この女の子、電話で話す際に鼻の位置が受話器に近かったのか「フゴーッ、フゴーッ」というダースベイダーの呼吸音のような荒い鼻息が放送の最初から最後までず〜っと入っていたのが可笑しかったのですが、これからも自然や科学に対する好奇心を持ち続けていってほしいものです。