夏休み子ども科学電話相談

 台風20号は通り過ぎました。「台風一過」というと、庭や道路に落ちばや木の小枝が散乱していたりするものの、空は青く、空気は澄んで清々しいものでしたが、最近の台風が通過した後というのは空はどんよりとして蒸し暑く、スッキリしていません。これも昨今の異常気象の一面なのでしょうかね。

 そんな中、所用のため会社は有休を取りました。車で移動中、NHKラジオ第一放送の「夏休み子ども科学電話相談」を聴きました。その中に「時計は何故右回りなのか?」という質問がありました。時計が右回りなのは当たり前だと思ってきた私にとって、こういう事を疑問に思う子供の視点は素直であり、斬新だなぁと感心しました。この質問に対して、専門家が回答するわけですが、いきなり答えを言ってしまうのではなく、子供に幾つかの質問をしながら少しずつ答えへと導いていきます。この過程がややまどろっこしくて、大人としは「で、結局のところ正解は何なの?」とヤキモキしたりします。なかなか答えに辿り着かないでいると突然「ここで番組の途中ですが、台風関連のニュースをお伝えします。強い勢力を伴った台風20号は〜」と、気象情報に切り替わってしまいました。テレビ番組ですと、ニュース速報として画面の上あたりにテロップが流せるので本番組の流れには影響しないのですが、ラジオ番組ではそういうわけにはいきません。暫くの間、台風関連の速報がアナウンスされ、やっと「夏休み子ども科学電話相談」へ戻ってきた頃には、質問の回答の説明はほぼ終わってしまっていました(涙)。しかし、番組が切り替わる前の話の流れから推察するには、大昔の日時計の文字盤にそのカギがあるようです。太陽が東から昇って南の空を通り西へ沈むと、日時計に刺さっている棒の影は右回りになり、これが原型となって現在の時計の文字盤が出来た、というのが答えのようです。

  NHKのラジオ番組には「聞き逃しサービス」というものがあり、放送終了後に暫くの間はネットラジオ(らじるらじる)で聴けるようになっているので、時間があればこの質問の答えを確認するとともに、本放送は平日の昼間で聴けないので、休日の時間がある時にその他の質問も聴いてみたい気がします。