カカオ豆

 ニュースサイトで、コートジボワールのカカオ豆の生産者が初めてチョコレートを食べたときの動画が紹介されていました。カカオ豆の生産農家は貧しくて、チョコレートなどという”高級品”を口に出来ることは無くて、彼らが生産しているカカオ豆が、彼らの手を離れた後にどのようになるのかも知らないようでした。私は、チョコレートメーカーで働く者のひとりとして、カカオ豆の生産地域の社会的状況は何となくは知っていましたが、ここまで貧しいとは思わず、とても複雑な気持ちになりました。カカオ豆に限らず、コーヒー等も同じようなものなのかもしれません。