パリでの事件(2)

 パリで起こったテロ事件に関する報道をそれほど熱心にフォローしているわけではないので詳細については不明な部分が多いのですが、それでも概要が次第に明らかになってきました。そこで感じるのは、この問題の根の深さと解決の難しさです。こういう西側諸国と中東との宗教絡みの対立はこれまでにもたくさんありましたが、解決したためしが無く、どんどんと泥沼化していくばかりです。テロの実行犯を逮捕したり、取り締まりを強化するのは当然ですが、それは対症療法に過ぎず、問題の根本的な解決にはなっておらず、いずれまたどこか別の場所で同じような事件が起こるであろうことは間違い無いでしょう。
 解決のためには、時間は掛かるかもしれませんが、やはり根っこの部分からじっくりと根気よく粘り強く対処していくしかないのでは。と、部外者が遠くの方から正論を吐のは簡単ですが、実際にはなかなかそうならないのは、やはりそこにはいろんな利害や思惑が絡み合っていて、なかなかキレイゴトでは事が収まらないのでしょうなぁ。