今年も大将寿司へ


 マラソンの後の牡蠣を堪能した後、一旦ホテルへ戻りました。夜はどこの寿司屋へ行こうかと考えたのですが、日曜ということもあり、開いているお店が限られていたので、結局昨年と同じ大将寿司へ行きました。
 昨年は確かお寿司のおまかせ14貫を食べたと思うのですが、今回は何にしようかとお店の外に貼り出してあるおしながきを見ました。前の日の夜は幸寿司で日本酒を2合飲んだのですが、この日はまずはビールが飲みたい気分でしたので、それに合いそうな天ぷらの盛り合わせを注文しました。走った後は、やはりビールが旨いですし、天ぷらのようなカロリーが高いものが食べたくなるものなのです。待つ事暫し、揚げたてのアツアツの天ぷらが運ばれてきました。ネタはフグや白子や鯵などの数種類の魚介類とふきのとう。さすがに新鮮なネタを使っているだけあって、素材の味がしっかりと伝わってきました。ふきのとうは、これまではあまり好きではなくて、自分から進んで食べるようなことは無かったのですが、このふきのとうは適度にホロ苦く、旨味が密に詰まっていて、「ああ、ふきのとうの美味しさというのは、こういうものだったんだな」と初めて気が付きました。
 さて、次はいよいよお寿司を頂こうと、壁に貼り付けてあおしながきを一通り見渡して、結局「おすすめ8貫」を選択して、そこで出てきたネタ以外で食べたいものが他にあれば追加で注文することにしました。ネタは、イカ、甘エビ、イワシ、さより、カニイワシ、・・・後は忘れてしまいましたが、文句の付けようが無い旨さでした。前日の幸寿司はシャリにただネタを載せるだけでなく、いろいろと趣向を凝らして手を加えたオリジナリティー溢れるものでしたが、大将寿司のお寿司はオーソドックスでネタの新鮮さだけで勝負しているシンプルなもので、これはこれで満足のいく美味しさでした。おすすめ8貫の後、のどぐろ、中トロ、玉子を追加注文しました。
 寿司を食べながら、地元のお酒である菊姫の山廃純米吟醸あらばしりを頂きました。吟醸の甘い香りが控えめで、適度に辛口で、それでいてフルーティーで、だけどすっきりと軽い口当たりで、スイスイと飲めてしまうお酒でした。こういうバランスのとれた風味のお酒はなかなかないです。
 このように寿司や天ぷらのクオリティーは最上級なのに、堅苦しいところが無く、アットホームな雰囲気のお店で、値段もリーゾナブルなところが嬉しいです。また来たいなあ (^^)