PM2.5

 北京で大気汚染に関する「赤色警報」が発令されたとのニュースがありました。「赤色」は4段階のうち最も深刻なもので、発がん性が指摘されている超小粒子物質(PM2.5)の濃度が18日に北京で1立方メートルあたり300μgを越えたのだそうです。日本の環境基準が35μgであることを考えると、北京の汚染がいかにひどいかが伺えます。
 これを受けて、北京では車両の走行を半分にするなどの交通規制が行われたそうですが、最大の原因は車の排ガスではなく、石炭を燃やしていることだと考えられています。中国は北朝鮮を経済的に支援するために様々なことを行っていますが、その中のひとつに北朝鮮で採掘された石炭を買ってやっていることがあります。しかしこれが泥炭と呼ばれる質が悪いもので、燃やすと大量のススが発生します。中国はこれを北朝鮮から大量に輸入し、十分な排気設備の無いところでじゃんじゃん燃やしているので大気が汚染されているというのが真相のようです。
 この大量のPM2.5が海を越えて日本にも飛来して我々の健康を脅かしているので、何とかして欲しいものです。