コカコーラ・ピーチ

先月下旬に発売されたコカコーラ・ピーチを買ってみました。広告では「世界初登場」なんて書いてあるし、どんな風味なんだろう?コーラとピーチが合わさることにより相乗効果的に、つまりは1+1が2以上の未知の味になるのだろうか、と期待して飲んでみましたが、普通に1+1=2以上でも以下でもありませんでした。ただしこの2つの組み合わせにあまり違和感が無いのはひとつの発見でした。

 ピーチ風味の飲料は、大昔は不二家ネクターぐらいしか無かったのですが、かつてのJTが20年ほど前に発売した『桃の天然水』(通称:ももてん)という飲料がブレイクし、その後、いろんなメーカーが追随しました。
 私は、今の会社の飲料の開発部門でフルーツ系の飲料を担当したことがあるので現場の事情がよく分かるのですが、桃に関しては香料がイイ物が揃っているので『桃の天然水』のようなサッパリした風味の飲料は割と簡単に作ることが出来ますし、実際のところ、どのメーカーのピーチ系飲料も似たようなものばかりでした。
 因みに、フルーツの中で難しかったのがグレープ(ぶどう)で、一歩間違うと薬っぽい風味になってしまいました。

 このコカコーラ・ピーチはコンビニで買いました。商品を手に取ってお会計へ行くと、外国人の女性店員さんがレジを打っていました。胸に付けた名札には「ンガン」と書かれていました。この、サザエさんが何かを飲み込んだ時の音みたいな名前は、一体どこの国の人なんだろうかと気になりました。タイ、カンボジアベトナムあたりか?