日本で最も暑い場所として知られるようになった岐阜県多治見市ですが、多治見市の小中学校のエアコン設置率はなんと0%だと知って驚きました。以前のブログにも書きましたが、この暑さはもはや自然災害であり、地震や台風や大雨による水害等と同じ類のものです。最近ではNHKのニュースや気象情報のコーナーでも「命に関わる危険な暑さ」とか「暑さから命を守る行動を取ってください」とった、地震や大雨の際に使うようなフレーズを使っています。ですから、この暑さで小中学校にエアコンを設置しないのは、耐震補強していない校舎を平気で使用するようなものだし、炎天下で学校の行事をしたりスポーツ等の活動をさせる行為は台風が接近して強い風が吹いたり激しい雨が降って道路が冠水してしまっている中を無理やり登下校させることと同じくらいクレージーなことなのに・・・。どうして適切な判断が出来ないのか、悲しくなります。
何日か前に木村太郎氏がコメントしておりましたが、日本も欧米のように夏休みを長くして、つまり7月8月は丸っと夏休みにして、9月から新学期とすることを真剣に検討した方が良いのではないか。現行の学校システムの中で熱中症で尊い命を落とす子供が出ているほどですから、学校のあり方や運営の仕方を考え直す段階に来ていると言えましょう。夏休みが長い分は、冬休みや春休みを短くして調整すれば済む話だし。
あと、多くの人が言っているように、夏の高校野球にしても、各地の予選の段階で既に熱中症で病院へ搬送される学生が続出していることを鑑みると、今の体制を存続させることは、高校野球の理念に照らし合わせるまでもなく、明らかにおかしいのではないか。春のセンバツは甲子園でよいですが、夏の大会のあり方はどうにかした方がよいのでは。夏の大会は北海道でやるとか。