蕎麦

 長野で蕎麦を食べたのは3日間で3回でした。長野に着いた日に食べた1回目の蕎麦については先日のブログに書きました。

 2回目は戸隠神社の奥社入り口の脇にあるレストランで食べました。いわゆる「戸隠蕎麦」で、戸隠蕎麦は、蕎麦の実の甘皮を取らずに挽いた蕎麦粉を使うだとか、「ぼっち盛り」と呼ばれる馬蹄形の盛り方をするだとか、円形のザルに盛られるだとか、「ざる」であっても海苔は掛けない、など幾つかの特徴があるそうです。味は、まあ普通かな。(ちなみに、お茶は蕎麦茶で、たいへん美味しゅうございました。こういうお茶は毎日飲みたいです。)

 3回目の蕎麦は善光寺のすぐ近くの蕎麦屋で頂きました。私の隣に座っていた若者はカツ丼を注文していて、せっかく長野に来たのにカツ丼かい!、そんなの日本全国どこでだって食べられるだろう!とツッコミを入れたくなりましたが、若い頃は蕎麦なんていうあっさりしたものよりも、カツ丼のような肉が多くてカロリーが高いものガッツリと食べたいんだろうな、と思いました。

 さて、私が注文したのは「山門蕎麦」というもので、品名の由来が今ひとつはっきりしませんが、「山門」とは「寺の門」のことなので、善光寺の門のすぐ近くで提供される蕎麦という意味が込められているのかな? 
 この山門蕎麦のつけ汁は、とろろ、くるみ味噌、普通、の3種類でした。順番に食べて味を比べてみたのですが、それぞれ特徴があって、まあまあ美味しかったのですが、麺はボソボソしていました。でも、つなぎ(小麦粉)が少なくて蕎麦粉の割合が多いとボソボソするらしいので、このボソボソ感は蕎麦粉をたくさん使っている本格的な蕎麦の証しなんだろうか? う〜ん、それにしても蕎麦の評価はうどんに比べると難しい・・・。