ショック

 岡江久美子さんの訃報には驚きました。先頃お亡くなりになった志村さんとは知名度では差がありますが、まだ63歳という若さを考えると、乳ガンの闘病中で免疫力が下がっていたとは言え、大きなショックを感じました。御冥福を心からお祈り致します。

 今回改めて感じたのは「急変」ということです。感染が確認されてから重篤化するまでの時間がかなり速い。毎年流行するインフルエンザでもお亡くなりになる方はいらっしゃいますが、その場合でもこのような「急変」を経て死に至るのであろうか。それとも新型コロナウイルスに特異的な現象なのだろうか。

 ウイルスというのは細胞という単位ではないから生物ではないと言えるけれど、遺伝子を持っているので生物的であると言えます。いずれにしろ、ウイルス単独では動くことは出来ず、移動するためには他の何かに運んでもらうしかありません。人が動けばウイルスもそれに伴って動くし、人が止まればウイルスも止まります。だから外出自粛が要請されているのに、そのあたりの理屈を分かっていない人が不要不急の外出を続けているのは嘆かわしく思います。