週末に髪を切りに行ってきました。前回のカットが割りと良かったので、同じところにしました。カットして貰いながらいろんな話をして、どうゆう流れでそうなったのかは忘れましたが、ハサミについても話しました。カットしてくれた人が、ごく普通のカット用のハサミを手に取り「これはいくらだと思いますか?」と訊いてきました。私は以前、NHKの番組で刃物の工房のドキュメンタリーを観たことを思い出し、その中で美容師や理容師が使うハサミはかなり特殊だと言っていたなぁ、と思ったので「5万円」と答えたところ正解は8万円でした。続いてスキバサミを取り出して同じように訊かれたので「10万円ぐらいかなぁ」と答えたのですが、正解は12万円でした。それらは美容師が使うハサミとしては平均的な価格なのだそうです。もっと安いものもありますが、やはり切れ味が良くないそうです。逆に高い方は、ダイヤモンドなどの宝石で装飾されたハサミは100万円ぐらいするものもあるそうです。髪を切る用のハサミは文房具のハサミのように真っ直ぐではなくて、わずかに反っているらしく、その反りを出すのには熟練した技術が必要で、研ぐ場合も普通の砥石ではないのだそうです。私が子供の頃、家に髪を切る用のハサミがあって、ちょっとした散髪(前髪だけを少し切るとか)は父や母がやっていたこともありましたが、あのハサミは多分そんなに高価なものではなかったんだろうなぁと少し懐かしい気持ちで思い出しました。