乱歩

 名古屋市中区の栄(さかえ)という街の道路脇に見慣れないオブジェのような物があったので近寄って見てみると、江戸川乱歩の旧居跡記念碑と書かれていました。江戸川乱歩は東京生まれの東京育ちだと何となく思っていたのですが、調べてみたら乱歩は三重県名張市で生まれて3歳で名古屋に転居し、早稲田大学に進学するまでの約15年間を名古屋市中区栄やその周辺の複数箇所で過ごしたのだそうです。この記念碑の形は乱歩の代表作のひとつである「怪人二十面相」が雑誌に掲載された際の挿絵をイメージしたもので、昨年10月末に除幕式が行われたそうです。いまでは多くの人々が行き交ったり、交通量も多い賑やかなエリアですが、乱歩がいた頃はまだ区画整理がされてなくて、住宅街だったのかもしれません。

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