新潟の三幸製菓の工場で火災が発生し、5人が亡くなって1人が行方不明となっているというニュースは大変ショッキングでした。どんな事故で誰が亡くなっても、尊い生命が失われたわけですからお気の毒にという気持ちは湧いてきますが、菓子・食品メーカーで働く者として、同じ業界でこのような火災が発生して犠牲者が出たことに強い同情の念を禁じ得ませんでした。亡くなったうちの1人は20代で、そんな若くて未来のある人の人生が閉ざされてしまったことは勿論とてもお気の毒だと思いますし、その他の4人の女性は68歳、70歳、71歳、73歳で、こんなお年を召した方々が寒くて雪深い中を三連休にもかかわらずせっせと工場に通い、おそらくはさほど高くはない時給で黙々と働いていたであろうに、このような形で人生を終えることなってしまったことに言いようの無い哀しさを感じました。亡くなった方々の御冥福をお祈りするとともに、三幸製菓に対して食品業界の団体かあるいは会社ごとに個別に義援金を募っておくることに多分なると思うので、少しでも協力できたらと思っています。そしてニュース記事によると、このメーカーの別の工場では過去に二度ほど火災が発生しているとのこと。その時に火事の原因をちゃんと究明し、それに対する是正処置を講じ、それを他の工場にも水平展開していたのかどうかは分かりませんが、今回の火災の原因を徹底的に究明し、その情報を業界全体で共有し、二度とこのようなことが起こらないようにすべき。