虫の名前

 食品メーカーというのはだいたい外部の環境衛生業者と契約していて、工場内の衛生面のチェックをしてもらったり、害虫の種類や数を測定し、その駆除を行ってもらったりしているものです。そして定期的に勉強会のようなものが開かれるのですが、今回は主に食品工場へ侵入したり内部で繁殖する昆虫について説明を受ける機会がありました。普段の生活では、小さな昆虫なんて大雑把に「虫」としか認識しないのですが、そういう小さな虫にもちゃんと名前があるというのは、よく考えれば当たり前なのですが、驚きではありました。記憶に残ったのはシバンムシチャタテムシシバンムシは、エジプトのミイラに付いていた虫だそうで、「死人の番人」というところからシバンムシと名付けらました。また、チャタテムシという名前は、障子の紙にとまって羽を動かすとお茶をたてている時のような音がすることに由来しているのだそうです。何とも風流な(?)名前です。今まで虫の名前なんて全く興味が無かったのですが、意外と面白いもんだなあと思いました。