家のキッチンのシンクや洗面所などで配管が詰まるなどのトラブルが発生し、自分で対処できないとなると業者に依頼することになります。しかしこの業者にもいろいろとあるようで、最初は安いようなことを言っていたのに、あれも必要、これも必要と言って作業をどんどん追加していって、最終的には法外な料金(数十万円とかの場合もあるみたい)を請求してくる悪徳業者がいるという記事をネットで読んだことがあります。業者の広告が書かれているマグネットが冷蔵庫に貼り付けてあることはありがちですが、そういう広告の中にも善良な業者を装いながら、実は悪徳業者という場合もあるかもしれないので十分に気を付ける必要があります。
そんな折、我が家の1階の洗面所の配管が詰まって流れなくなってしまいました。以前アマゾンで購入したけど未使用だった「パイプ職人」というケーブルの先にブラシが付いた道具があったので、まずはそれを使ってみたのですが、配管の中にうまく挿入できませんでした。次に思い付いたのがラバーカップ(別名すっぽん)でしたが、持っていなかったので近所のホームセンターで買ってきて使ってみたのですが、洗面所の排水口の周りというのは平面ではなく湾曲しているので、ラバーカップのゴムが密着せず空気が抜けるので、上手くいきませんでした。ここで一旦作業を中断してユーチューブで同様の問題の解決方法を検索してみたところ、配管の下の方の排水トラップ(グネグネと曲がっている部分)のネジを緩めて管を外して内側を洗浄する方法を紹介している動画がありました。落ちてきた水を受け止めるバケツさえあればよくて特別な道具や器具が不要で、ネジは手で回せるし、これなら自分でもできそうだと思えたのでやってみました。その動画では配管を外した際に汚れた水が飛び散って水びたしになってましたので、私も十分注意していたつもりでしたが、急に水が下向きの配管から飛び出してきたので、周辺が濡れてしまいました。その後、外した配管の内側にこべりついている汚れを落としてきれいにして、配管を元の場所に戻しました。水を流してみましたが、漏れはありませんでした。めでたし、めでたし。
水が飛び散って床が濡れたり、着ていた服が汚れたりはしたものの、配管の詰まりという問題が解決したことに私は気分を良くしましたし、ささやかではありますが「何かを成し遂げた感」は間違いなく私の心の中に湧き上がってきました。今後は、休日には何かを成し遂げた感じになれるようなことを積極的に探して挑んでみようかと思いましたし、いわゆる「日曜大工」というのは単に物を作ったりするだけでなく、メンタルにも良い影響を及ぼすのだなという発見がありました。