年度末

 2021年度の最終日の3月31日でした。学生の場合は、春というのは何かが終わって新しい何かが始まる希望に満ちたシーズンなのですが、社会人になると年度末だからと言って、人事異動で遠くへ飛ばされたりしない限りは、昨日やっていたような業務を今日も黙々とこなして、また明日もその続きという日々の連続です。

 そのループから本日めでたく抜け出した人がうちの部署にもいました。その男性は、60歳で一旦定年退職したあと再雇用という形で65歳まで働き、その後は契約社員として3年ほど在籍しました。普通はそこまで働くことはないのですが、その人はある分野における特殊な知識を持っていて、その人の代わりになるような人材が育っていなかったので、会社としては手放すわけにはいかなかったのです。契約社員だからお給料だって大したことないであろうに、よくぞ会社のために頑張ってこられたなぁ、と思いました。

 私自身は、特に何かが終わるわけでも始まるわけでもないのですが、ビールの一杯でも飲みたい気分であることに風呂上がりに気が付きました。しかし、あいにくと冷蔵庫の中にビールはありませんでしたので、ユーチューブでビールの動画を見て、飲んだ気分になることにしました。007のダニエル・クレイグハイネケンを飲むCMなのですが、「ビールを注いで飲む」だけなのに絵になってしまうところが凄い。


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