餃子に対する支出が多いのが浜松か宇都宮かが毎年のように騒がれておりますが(2021年は突然、宮崎市が1位になりましたが)、そこで使われている数値は総務省の家計調査によって得られたデータに基づいています。同じくその家計調査のデータに「寿司に対する支出」があって、それがネットの記事になっていました。3位は山形市、2位は金沢市で、そして1位は驚いたことに岐阜市でした。山形市のことはよく分からないのですが、金沢市には寿司屋がたくさんありますし、新鮮な魚介類が流通しているから上位にランキングされるのは納得できます。しかし、その金沢を抑えてどうして岐阜市が首位に立つことができるのか、全く理解できません。私は岐阜市に住んでいますが、そもそも岐阜県は海に面していないので海産物の流通量は多くはないだろうし、寿司屋の数も多くはないし、個人的に岐阜市内で寿司を食べようという気にはなりません。従って「岐阜市が1位」と言われても全く実感が湧いてきませんし、実情を反映した数値ではないように思えて仕方がありません。ただ「寿司」と言っても、家計調査では稲荷寿司や恵方巻も含まれるそうなので、そうしたものの割合が多いのかもしれません。それにしても、総務省って何でそんなことを調査しているのか?こうした調査結果は、あればあったでニュースで取り上げられますが、無きゃ無いで別段誰かが困るわけでもないし、国民の税金を使って何やってんだろうかと少し呆れてしまうのでした。