帰りの電車が

 仕事を終えるといつものように徒歩で駅へ向かいました。改札前に通常は無いホワイトボードが立っているのが見えました。ホワイトボードが登場するのは必ず何か事故があった時か台風や大雨の影響で川が増水した時などです。しかし、たとえ事故であったとしても自分が利用する路線でなければ問題無いのですが、悪い予感を抱きつつホワイトボードに書いてある文字を読むと、まさに私が利用している区間で事故があったために暫く運休するとのことでした。ネットでこの鉄道会社のサイトを見ると、踏切内で電車が自動車と接触事故を起こしたとのこと。以前にも書いたことがありますが、事故があったというニュースをテレビで見ている時は「ああ、気の毒になぁ」と思うのですが、それがいざ自分が利用する電車が運休したとなると、私の中から寛容な心は綺麗さっぱりなくなってしまい、事故を起こした輩を心の中で罵倒してしまいます。おそらく、踏切内で脱輪して動けなくなったところへ電車が来てしまったのか、あるいは先が詰まっているのに強引に進んで踏切から出られなくなってしまったのか、どちらかであろうと推察します。確かに、その事故があった辺りは道路の幅が狭いので、私も気を付けねばと思いました。

 運休になると、並行して走っているJRへの振替輸送となります。しかし、こういう時はめちゃめちゃ混雑するもので、以前も全く身動きが取れないぐらいの完璧な寿司詰め状態の車両に乗るハメになったことがありました。ある研究によれば、満員電車に乗る人が受けるストレスの強さは、戦場で戦っている兵士と同じくらいなのだとか。そんなストレスに晒されるのはごめんだと思い、運行再開予定時刻まで晩御飯を食べたり、スタバへ行くなどして1時間ほどやり過ごしたのですが、予定の時刻になってもまだ復旧していなかったので、また怒りを抱きつつ、結局JRに乗ることにしました。混雑のピークは過ぎていたようで、運よく席に座ることもでき、ストレスを感じることなく帰ることができました。