仕事中、会社の引き出しの中に入れてあるスマホが突然ブルブルと振動し始めたのが伝わってきました。同時に左腕にはめているアップルウォッチも振動したのでディスプレイを見ると知らない番号からの電話でした。出るべきか、それとも無視するべきか迷っているうちにスマホとアップルウォッチの振動は止まりました。そして留守電にはメッセージが残されていませんでした。かかってきた番号をすぐにネットで検索してみると、どうやら父が入院している病院の電話番号のようでした。えっ?何があったんだろう?もしや急に病状が悪化して・・・、などと心配になってきたので、慌てて席を外して折り返し電話をかけました。電話に出たのはやはり父が入院している病院の主治医でした。緊張しながら用件をきくと、その先生が言うには、入院して腰を据えて治療することが決定した数日前の段階では、父の病巣はかなり大きかったのですが、ここ数日で何故だか急に病巣が縮んでいき、パッと見は何の問題も無いようになってしまったのだと。根治したわけではなさそうだが、緊急性はなくなったと判断したので、一旦退院して、今後は外来に通院して様子を見ていきましょう、とのことでした。まさかの退院。当初は少なくとも1か月は入院が必要だと主治医から言われていたので、長期にわたる入院生活に備えて様々な物を購入したし、病室のテレビや冷蔵庫などを使用する際に必要となるプリペイドカードだって何万円かチャージして渡しておいたのに、異常に暑い日が続いているけれど病院の中にいれば熱中症にかかることはなかろうと安心していたのに、まさかこんなに早く退院となるとは。病巣が縮んだことは喜ばしいのですが、外来に通院となるとまた私が付き添うわねばならず、そうなると会社も休まないといけなくなるのが困ると言えば困るかも。でもまあここは父の治療を優先して、とことん付き合ってあげることにしよう。それにしても、どうして病巣が急速に縮んでいったのであろうか?特に何かしたわけでもないのに。